村田機械・クロス型・回転工具(ミーリングユニット)修理

メーカー 村田機械
種別 オフセットクロス型
設備 MD120
仕様 ボルト締め型

1.ご依頼の経緯

お客様より「主軸がロックしてしまい、全く回転しなくなった」とのご相談をいただきました。

初期点検の段階で主軸が完全に固着しており、振れやガタの測定すら不可能な深刻な状態でした。

2.調査・診断結果

分解調査を行ったところ、以下の不具合が確認されました。

・ベアリングの異物混入:内部に異物が入り込んだことでベアリングが破損し、回転を阻害していました。

・防水、防塵機能の低下:オイルシールの摩耗や劣化を加速させる原因となっていました。

・主軸テーパー部の摩耗:長年の使用により刃物を取り付けるテーパー部がすり減っており、

クランプ力(保持力)が低下していることが判明しました。

 

3.修理、処置内容

単に部品を交換するだけでなく、ユニット本来の制度を「新品同様」まで戻すための処置を行いました。

・消耗品の全面刷新:ベアリング、オイルシール、Oリング、さらには固定用ボルト類に至るまで、

すべて新品に交換しました。

・主軸テーパーの再研磨:摩耗していたテーパー部を精密に再研磨し、コレットの接触面を改善。

これにより、刃物の保持精度を初期段階まで回復させました。

・精密組立と予圧調整:各種シール材を適正に配置し、リテーナーによるベアリングの予圧調整を

熟練の技術者が手作業で行いました。

4.最終品質検査(三次元測定機等による検証)

鬼頭精器製作所では、修理完了後の「数値による裏付け」を徹底しています。組み上げ後、三次元測定機を

使用して以下の項目を厳格に測定しました。

・主軸の平行度・直角度

・ハウジングとの同軸度

全ての数値が設計公差内に収まっていることを確認し、スムーズな回転と高精度な加工が可能な状態でお引渡しいたしました。

鬼頭精器より一言

回転工具のロックや異音は、放置すると他の部品の破損を招き、修理コストが膨らんでしまいます。「少し違和感がある」という段階で

メンテナンスを行うことが大切です。違和感を感じた際は、ぜひ当社の精密修理サービスをご活用ください。

 

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