2014年4月24日(水)14時より鬼頭精器製作所にて、三機関協働学び合いプロジェクトの初めての打ち合わせを行いました。
参加メンバーは、名古屋工業大学・愛知県中小企業診断士協会・あいち産業振興機構それぞれの機関より数名ずつ、鬼頭精器製作所からは鬼頭社長はじめ数名の社員です。
一年を通して行われるプロジェクトですが、
活動テーマは「ミーリングユニットの洗浄作業の効率化」です。
ミーリングユニットとは、複合加工機(NC複合旋盤、ターニングセンター等)に使用される、切削工具自体に回転する機構を設けたツールの事です。
鬼頭精器製作所では、このミーリングユニットの修理事業を行っております。
修理の流れとして、お客様からお預かりした修理依頼品は、外観のキズ・打痕等の有無の確認後、分解作業を行い、完全分解後に洗浄作業を行います。
↓ 洗浄前です。油がこびりついています。
↓ 洗浄後です。こびりついていた油がきれいに取れています。
分解した部品を洗浄した後に、修理の可否を診断します。
修理が可能となれば、必要部品の(再製作・交換品)有無を確認し、部品が集まり次第再組立を開始します。再組立後、調整が必要なものは再調整します。
その後、三次元測定機による静的試験、回転試験機による動的試験を実施します。修理品の最終確認を実施し、クッション材を使い梱包しお客様の元へと発送を行います。
以上のような流れでミーリングユニットの修理事業を行っています。
修理事業に関してはこちらをご覧になってください。→ http://kaitenkougu.com/
部品の汚れ具合によっては、時間を要するものもあります。
活動テーマである「ミーリングユニット洗浄作業の効率化」が実現すると、
洗浄時間の短縮が可能となり、お客様の元へ短い時間でお返しできる事へと繋がっていきます。
今回のプロジェクトで、色々な工夫をして、洗浄時間の短縮や効率を上げていけるか、
皆さんで検討していきたいと思います。
宜しくお願い致します。
分解・洗浄作業の現場見学をして頂きました。
再組み立て後の三次元測定機について、説明をする鬼頭社長です。